歯科クリニック開業のブランディングパートナーとして
Yardは、これまでよりさらに質の高い歯科医療を提供することを目指し、新しい時代の歯科クリニックとして2024年に開業しました。開業にあたり、Seaではブランディングパートナーとして、ネーミングおよびロゴなどのアイデンティティ構築や理念策定、クリニック内外装のデザインディレクション、クリニックサイト、デジタルサイネージ、屋外広告、アメニティパッケージ、ポスターの制作を担当しました。
コンセプト開発とネーミング
アイデンティティ構築の軸となったのは、YardのCEO 赤崎雄飛さんへのインタビューを重ねる中で、抽出された「もっと気楽にクリニックに通えるようになることで、より多くの人が健康になる。」という考え方。歯が痛くなったら行くのではなく、ジムやヘアサロンのように気軽に、ヘルスケアの文脈から歯科を訪れることが、お口の健康につながり、全身の健康につながる。日本の歯科業界が抱える課題と、健康のために必要なこと、そして新しい時代の歯科クリニックとして何ができるのか、という対話の中から「庭」というコンセプトを発見しました。「Yard」というネーミングには、歯科クリニックを憂鬱な気持ちになる場所ではなく、庭のように気楽に行くことができる場所へ、という決意が込められています。
ブランディングと集患、どちらも実現するクリニックサイト
これまでの歯科クリニックと違う新しさを纏いながら、気楽さと安心感を感じられるサイトデザインを目指してトーンを設計しました。
またクリニックのサイトは検索順位が集患に大きく影響するため、SEOを考慮して構築しています。E-E-A-Tを考慮した良質なコンテンツを豊富に掲載することや、フロントエンド実装やJamstackアーキテクチャの採用による表示パフォーマンスの向上など、コンテンツとテクニカルの両面の対策を行い、「半田市 歯科」「半田市 歯医者」など、目標とした検索キーワードで一位表示を獲得しました。(2024年3月現在)
クリニックサイトでは、SEOの観点でコンテンツボリュームを意識するあまり、ユーザーからの閲覧しやすさが損なわれてしまうケースがありますが、本プロジェクトでは「地域の方や患者さまにとって見やすく、欲しい情報がすぐに得られる」ことを最優先事項としてデザインしました。